2017年12月30日

伝えられる

スクール生の蹴り納めが開催されました。

各校に分かれた対抗戦は連帯感、団結力が生まれ、とても熱い雰囲気が流れていました。

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また、普段は会うことのない他会場のスクール生同士で新しい出会いもあり、同じエンブレムで活動する仲間との絆が芽生えてくれると嬉しいですね。

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スクール生蹴り納めイベントは、湘南ベルマーレの久光重貴選手が行うフットサルリボン活動の支援事業として参加費を活動資金として寄付させてもらっています。

ご存知の方も多いと思いますが、久光選手は2013年に肺がんが発覚し、現在でも闘病生活を続けています。

彼自身の闘病とは薬の投与や健康維持にとどまらず、Fリーガーとしてプレーを継続し、生きる力や生命の感謝を身をもって伝える事、そういう生き方とも闘っています。

その中でフットサルリボンは、がんの啓発や小児がん患者の支援として慰問を行う事をメインに活動しています。

クラブとしても私個人としても、久光選手とフットサルリボンを多くの方々に知って欲しいと強く願っています。



開会式で久光選手から子供達へメッセージを送ってもらいました。

楽しく煌びやかなスポーツの場において、生と死が織り混ざったメッセージは子供にとって刺激的かもしれないですが、今ある環境への感謝や、物事に対して真摯に全力で取り組む大切さなど、彼だからこそ伝えられる言葉に、真剣な眼差しで聞き入る子供達の姿を見ると、価値ある時間だったと確信できます。

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先日ジュニアユースの試合会場に、今年から静岡学園に進学しているOBが訪れ、後輩たちに"鍛えて頂いている感謝"の言葉を残していったとの事です。

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ロンドリーナは指導現場ではなく、教育現場であるべきだと考えています。

練習や試合の前後にコーチからメッセージが送られます。

久光選手と同じように、今ある環境への感謝や、物事に対して真摯に全力で取り組む大切さなどを何度も何度も送ります。







子供達にも、自身の経験を仲間に伝えられる人になって欲しいです。

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2017年12月27日

基地構想

スポーツ関係のヘッドラインをチェックしていると2つの整備事業に目が止まりました。




事業を成立させるために必要な要素は「人・物・金」と言われていますが、一つ欠けて足踏み状態となった事業と、長い時間をかけて3つ揃えて前に進んだ典型例でしょうか。




ロンドリーナの大きな転換点としてZUCC FUTSAL BASE大井の整備は大きな役割を果たしました。
施設名に記されているように「BASE=基地」が必要だったわけです。

運営する"人"はいますが、やる場所となる"物"を求めて廃業したテニスコートの地主さんに、フットサル施設としての活用を了承してもらえるよう嘆願に嘆願を重ねました。

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少しお年を召した地主さんはフットサルの説明を「何の猿?」とリアクションを返し、最も笑えないダジャレに絶望すら感じましたが、それもそのはずで、2006年あたりではフットサルという名称がそれほど認知されていませんでした。

地主さんは、当時すでにお仕事を引退されていて、在職中は鉄道関係のエンジニアとして国内外で活躍されていたとの事です。

毎週末にフットサルの説明をしにお伺いしましたが、地主さんの鉄道好きの熱量は我々のフットサルのそれに勝るとも劣らないものがあり、ほとんどの時間を鉄道の話に費やしました。とてもいい思い出です。

最終的には理解を示して頂き、やる場所を得たわけですが、致命的な事に施設を建てる"金"が不足していました。不足と言えば少し見栄を張れる感じもありますが、実際はほぼ皆無でした。

ここで立ち上がってくれたのが地主さんです。色々な仕組みを活用して我々と一緒に事業リスクを背負い資金調達を実現させてくれました。

転換点のターニングポイントと言うと話がややこしいですが、この地主さんの決断が、入り組んだ分かれ道の中で唯一の正しい道を示してくれることになったのです。



プロ選手のセカンドキャリアや、クラブチームの拠点整備で相談を受ける機会が多くありますが、「人・物・金」の獲得に対し、バランスよく労力をかけられる場合は事業化できますが、どれか一つでも怠るといつまで経っても成立しません。

縁や出会いも大切にしていますが、それを使いこなせるだけの勉強はしていきたいです。


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地主さんは、施設の最寄の上大井駅に子供の姿が見られるようになったと喜んでくれました。

地元大井町出身のロンドリーナ選手がフットサル日本代表に選出された時も喜んでくれました。

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現在はフットサルをきっかけにして本当に色々な使われ方をしています。

今年から直接会って年末の挨拶が叶わなくなりましたが、今年も一年お世話になりました。

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2017年12月25日

女子力

神奈川県女子フットサルリーグ1部に参戦しているヴァレンチは、他カテゴリーより一足早く主要公式戦を終了しました。

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ヴァレンチの歴史は古く、クラブ設立時から活動を開始しています。ここ数年はトップカテゴリーに中学生も出場するなど良い意味でチームとしての幅が広がっています。



忠実に物事を実行し、反復練習をコツコツとこなす選手が多い事をみると、戦術戦略など決まり事が重要なフットサルという競技は、実は女子に向いているのかもしれないですね。


女子ならではなのか定かではありませんが、よくみんなで話し合っている光景を目にします。

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本当にそうなのかヴァレンチの写真を探ってみると、やはり話し合っています。

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試合前も話し合っています。

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夜も話し合いますし、

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隙あらば人の頭上でも話し合います。

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研究熱心、探究心も欠かせない要素です。





強化の事だけを考えると、正直もう少し登録選手の人数が欲しいところですが、クラブ愛を持てる選手、クラブ愛を伝えながら育成してきた選手で固めてきた方針は、もう間も無く芽が出て花が咲くと思っています。

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今年度新たに女子中学生のカテゴリーを設立しました。また、女子限定で行うスクールもかなり人数が増えてきました。

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日本の女子スポーツは世界的にみると恵まれているという記述を読んだことがあります。女性の社会的地位の問題や宗教上の制限がある国も多いそうです。

日本ではサッカーやバレー、バスケなどは男子より女子の方が世界ランキングは上位です。
ロンドリーナの中で、将来世界レベルに飛び立つのは女子力を持った彼女たちかもしれないです。

現在は幼稚園児からフットサルを学べる環境があります。下からの突き上げも期待できます!

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2017年12月23日

感動のタネ

Fリーグ湘南ベルマーレはホーム最終戦を勝利で締めくくり、年明けのプレーオフに向けたテンションを上げ続けています。

ホーム最終戦で例年行われるファンやサポーターへのご挨拶は、監督から歌の披露があったり、とても"ベルマーレらしさ"満載の団結力を感じました。

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私自身も6年前までチームを代表して挨拶を行う立場だったので、今日の雰囲気には感慨深いものがあり、10年以上も下位グループに甘んじていたチームを堂々と優勝争いに絡むまでに成長させた監督やコーチ、選手、スポンサーや後援会、ファンやサポーターに感謝の気持ちでいっぱいになりました。



試合後数時間が経ち、落ち着いて思う事は、我々を長い間苦しませ、目の前で優勝を飾り、ズタボロに叩きのめしてくれたFリーグの相手チームへのありがたさです。


決して、戦績に余裕ができたから人格者ぶっている訳ではなく、逆ギレで興奮している訳でもなく、個人的なスポーツへの理解からくるものです。



スポーツ興行に携わっているとファンやサポーターの期待に応えるために技術力の向上や、演出やエンターテイメント性の発掘に頭の中が満たされてしまう時があるのですが、それはそれで大切な事として、まずもって個人的に理解しているスポーツの根幹を思い出す様にしています。

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私自身、プロ野球より技術が劣る高校野球に感動しますし、派手なパフォーマンスが無くとも箱根駅伝に没頭してしまいます。

世界陸上より子供の徒競走に熱くなる気持ち分かりますよね?



感動のタネは【全力】にあると思っていて、全力に性別は関係なく、

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成長途中のレベルであっても発揮できますし、

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知識や経験が無くても湧き上がる気持ちから自然と生まれて来ます。

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一般的な商売であれば独占できればラッキーであったり、競合相手は少ない方が良いのかもしれないですが、ことスポーツに関しては対戦相手がいないと試合もできないですし、少し格上の相手がいないと【全力】が生まれることは難しのかもしれないです。


なので潰そうとしてくる格上の相手にありがたさを感じ、憎っくき対戦相手の全力を引き出させる存在になれる様、頑張っていきたいです。

スポーツが推奨している相手へのリスペクトにつながると思います。

2017年12月22日

代表として

フットサル日本代表ブルーノ・ガルシア監督の巡回指導が行われました。チーム成績を追い求める事はもちろんですが、やはりプレーヤーとしては、日の丸を背負い、日本代表として活躍する事は大きな目標となっているはずです。

そういった意味で代表監督自ら行う指導を受けられた事は、選手達にとって刺激になった事でしょう。

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そんなフットサル日本代表に選出されている上原拓也がとった行動を皆さんに共有したいと思います。

今では日本代表選出の功績を認められ、生まれ育った開成町から表彰されるまでになりましたが、クラブと出会った時は、まだ小学生でした。スクールからジュニアユースに進級し、一度はサッカーの道を選択しましたが、高校卒業と共に再びフットサル選手としてロンドリーナに舞い戻ってきました。

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何事も全力で取り組む努力家は、着実に実力を付け、昨シーズンから湘南ベルマーレへの昇格を勝ち取りました。

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そして上原拓也選手のもう一つの顔は、ロンドリーナゴールキーパースクールの上原拓也コーチです。
自分が学んできた事を、いま必死にフットボールと向き合っている子供達に伝えてくれています。

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話は一度、拓也選手に戻ります。
10月に行われたFリーグで勝利に貢献した拓也選手は、後援会から授与されるFAO賞を受賞しました。
熱いプレーで観客に歓喜と感動を与え、トップ選手としての責任を十分に果たしています。

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話は再び拓也コーチに移ります。
拓也コーチは、その獲得した賞金で、子供達一人一人に手紙を添えて、キーパーグローブをプレゼントしたのです。
サプライズにしたかった様で、事前にこっそりグローブのサイズを聞いて廻っていたとの事。

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自身のツイッターで、子供の頃、同じ様にコーチにキーパーグローブを貰い、とても嬉しかったというエピソードを語っています。

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こんな素敵なブーメランは人に伝えたくなります。

ロンドリーナのクラブポリシーでは、この様な記載があります。

【LONDRINAではスポーツだけに特化し、人間教育をないがしろにする方針を断固拒否します。】 

語気を強めた表現に聞こえますが、その通り語気を強めています。最も大切にしている方針だからです。

アスリートは、期待を集め、支援や応援を受け戦っていく事になりますが、言うならば、そういう人たちを代表して戦っているという事です。

家族を代表して、クラブを代表して、町を代表して、国を代表して戦うために、技術だけではなく、人としての教育を子供達にしっかり伝えていきます。

2017年12月21日

要するにやる気次第という反省

海老名スクール会場となっているZUCC FUTSAL BASE海老名で個人的に先送りしていた"下駄箱足りない問題"と、ようやく向き合うことができました。

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(もちろん手作りです。)

日によって80足ぐらいの子供の靴で溢れかえっていた玄関では、「靴はそろえなさい」という指導の元、律儀に実行するスクール生達ですが、そもそもスペースに限界がありジャンプで靴の大群を飛び越える風物詩が見られました。ですがこの通り、とうとう海老名の下駄箱が誕生しました。構想期間に5年を費やしました。

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2007年に第1号拠点ZUCC FUTSAL BASE大井の完成に浮かれていた頃、頭の片隅には「やっぱ屋内施設が欲しいなぁ」という考えがすでにありました。

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場所は?資金は?どうすれば屋内施設が開設できるのか?手探りで動き続け5年が過ぎた頃、海老名の物件に遭遇しました。

元々はフィットネスクラブが撤退した後のプールでした。

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スペースとしてはクリアされていましたが、荷重や構造などの建築上のハードルと、ショッピングモールのテナントということで家賃の資金的なハードルが遮り、目の前が真っ暗になりましたが、「やっぱ屋内施設が欲しいなぁ」という想いで越えていったわけです。ここではジャンプというより、よじ登ってたまたま反対側に"転げ落ちれた"感じでした。

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下駄箱も5年、フットサル施設も5年、物事の大小に関係なく実際に動き出すのはやる気次第でした。



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2017年12月19日

実践

コーチ陣による指導実践が行われ、見学させてもらいました。

ロンドリーナスクールでは、毎月、各回2名担当コーチが選ばれ実際に指導現場を披露し、その他のコーチがその内容に対し評価評論を行うといった取り組みを続けています。

*実際のスクール時ではコーチが一堂に会することが難しいので、午前中に集まります。いつもは担当コーチ以外が生徒役を行うのですが、ここ2回はママさんチームが生徒役として集まってくれています。ご協力ありがとうございます!


その他大勢のコーチに見られながらの指導は良い緊張感が漂います。
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指導実践では、ロンドリーナの目指すフットボールだとか、コンセプトやスタイルなどの大きなテーマを確認する場ではなく、言葉の伝わり方、内容の分かりやすさなどの小さな確認事項がメインになります。

当たり前ですが、最先端のフットボールの知識があっても伝える事が出来なければ意味がありませんよね。

もっとテンションの上がる要素を含んだウォーミングアップの方がその日のトレーニングの集中力が上がるから・・・・

あえてボールを2個でやらせた方が目的が明確になって・・・

集合させた時に太陽がこっちから照らされているからコーチはこっちに立った方が聞く側が眩しくなく・・・

このタイミングで一度トレーニングテーマを質問してみると・・・

こうすると・・・

ああやると・・・

終わった後に意見を持ち合うわけです。
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切れ味抜群の包丁を売る実演販売員の研修も、きっとこんな雰囲気かもしれないと勝手に想像してしまう内容です。

表面には見えにくい隠れた要素を仕込んで毎日指導にあたる「職業:コーチ」達です。

2017年12月18日

スポンサー制度やめました。

日曜日の快晴の中、SCNジュニアフットサルCUPが開催されました。
近隣のクラブチームや少年団を招いての交流フットサル大会です。将来子供たちが「あの大会で対戦したな。」なんて言いながら再会できたら最高ですね。
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この大会を主催してくれているのは湘南ケーブルネットワークさん(通称:SCN)。ロンドリーナとの関係性はクラブのサポートカンパニーです。

スポーツクラブチームは、活動の資金を確保する為に"スポンサー"を募り資金補助を頂く文化があります。バルセロナFCに4年間で257億円を支払い楽天がスポンサーになったニュースを見て度肝を抜かれましたが、投下資金を確実に回収できる広告効果をもたらすとの事で2度ビックリしました。

少し規模は小さくなりますがJリーグも同様の仕組みが基本となっていて、社名の露出機会の多さでスポンサー料の額が定められています。

もっと規模は小さくなりますがロンドリーナも長らく同様の取り組みを行い"スポンサー"企業の多大なるご支援を頂きながら活動してまいりました。

2年ほど前にふと思い立ち、資金援助や広告効果中心の"スポンサー"取引ではなく、もっと根本的な理解を深めて、一緒になってクラブを作り上げてくれるような関係性の方が良いのでは?と、スポンサー制度を廃止して"サポートカンパニー"制度を立ち上げました。

ウェアに社名を掲出させ、資金補助を頂くという着地点は変わらないのですが、広告効果をセールスするのではなく、クラブの理念だったりポリシーへの共感をセールスする事にしました。
応援者ではなく、当事者を募る事にした訳です。

この考えに一番最初に共感してくれたのがSCNさんです。
一緒にクラブ作りを行うので、フットサル番組を一緒になって作ります。

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一緒にクラブ作りを行うので、一緒に地域の盆踊り大会も開催します。

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一緒にクラブ作りを行う上で大切な絆を深める為に、一緒にマラソン走ったり、お酒を飲みながら語り合ったり、ただただ肩を組んだりもします。

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当事者の証としてウェアに社名を載せるのです。クラブ名が掲出されているのと一緒です。

これからの時代は上下や横の関係ではなく、当事者としていくつの事柄に関わるのかに価値が出てくると思います。

ロンドリーナは多くの当事者に囲まれながら活動しています。



2017年12月17日

念願の関東1部リーグ優勝

12月16日に開催されたSuperSportsXEBIO 第19回関東フットサルリーグ1部の最終節を勝利で締めくくり、クラブ創設史上初となるリーグ優勝を飾る事ができました!

2000年に設立されたロンドリーナは、2003年にトーナメント方式の全日本フットサル選手権を制した実績があり、古くからのフットサルファンに"1発勝負に強いロンドリーナ"の印象を今だに残しています。

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なので、1シーズン通したリーグでの優勝には基盤の築きを証明する大変嬉しい結果を得た事になります。

ですが、クラブ創設から17年もの時間の経過には色々な事情があります。

ご存知の方もいるかと思いますが、2007年のFリーグ発足に伴い、それまで神奈川県を活動拠点としていたロンドリーナは、湘南ベルマーレへ移管する形でFリーグ参戦を選択しました。
ロンドリーナのレギュラー組は湘南ベルマーレフットサルクラブとして活動する事になり、それ以外の選手はサテライト組織P.S.T.C.LONDRINAとして再出発をする事になります。

再出発にはいくつか物理的な条件があり、所属リーグは今までの関東リーグではなく神奈川県リーグに一気に降格する事を余儀なくされました。

よりレベルの高い試合を望む選手たちには大変厳しいものがあったのも事実です。
また、Fリーグという場には、"プロ"を目指し、生活や人生に退路を断つ"決断が必要になると共に、実力に頭打ちが来ると契約満了という仕組みが必要ですし、サテライト組織のロンドリーナも例外ではありませんでした。

過渡期という表現がとても当てはまる時期でした。
所属選手が5,6名になり、県リーグでフィールドプレーヤーがGKをやらざるを得ない試合もありました。

ですが、折れない精神で指導に立ち向かった伊久間監督をはじめ、湘南ベルマーレ奥村監督、阿久津テクニカルダイレクター、そしてここ数年は横澤コーチの尽力もあり、神奈川県リーグ2部から1部へ、関東リーグ2部への入れ替え戦では何度も負けましたが、数年かけ昇格し、この度1部リーグで優勝したわけです。

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そして、サテライト組織機能としてもこの10年間で20名以上湘南ベルマーレへ選手を昇格させています。

今の所属選手に優勝のお祝いを伝えると共に、過去にロンドリーナでプレーし、今あるクラブの基盤を作ってくれた選手たちに感謝したいと思います。

*小田原出身のNO.3佐藤玲惟がベスト5と得点王を獲得し、伊久間監督が最優秀監督賞を受賞しました。
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2017年12月16日

経営方針発表会

昨日、フロント内で経営方針発表会を開きました。
ロンドリーナではコーチ/スタッフに加え、保護者や選手が共通理解で取り組むPOLICYがありますが、こちらは何年経っても変わらない、言うならばブレない軸という位置付けになります。

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*詳しくはこちらをご覧下さい。


一方で経営方針の場合は、前年やそれよりずっと以前からの反省を踏まえ、翌年に取り組む単年の具体的な目標となります。
成功事例を更に多くの機会で供給出来るようルール化する事も大切ですが、失敗や反省点をいかに翌年に持ち込まないようにする、課題解決への具体的方針が取り決められるかが鍵となります。

こうしてみると子供を指導するという事は、非常に経営活動に役に立つものだなと思います。
「目標を持って物事に取り組みましょう!」
「ミスを怖がってはいけません。チャレンジしましょう!」
「努力は決して裏切らないよ!」
「全力で取り組もう!」

ピッチで子供達に掛ける言葉を大人になった自分達自身に、そっくりそのまま伝えるようにします。
昨日決めた事を早速今日から実行します!


2017年12月14日

ブログはじめました。

基本に忠実な姿勢を大切にするLONDRINAならではのタイトルからスタートしてみました。

 

2000年にクラブが設立されてから早いもので17年の月日が流れております。その間にも私たちを取り巻く環境は大きく変化してきました。

スクール会場や交通整備などのハード面の変化もそうですし、教育やコミュニケーションの取り方などのソフト面の変化も大きいものです。もっと大きな事を言えば政治や制度政策に揺さぶられている部分もあるでしょう。

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つまりは、LONDRINAもスポーツを行なっているだけの団体ではなく、日々変化する"ヒトとコト"と繋がりながら活動を続けている事になります。

 

ご挨拶遅れましたがLONDRINA事務局の佐藤伸也です。

 

私自身はコーチではないので、ピッチで声を張りあげる事はないですし、ドリブルの手本を見せることもできません。


ですが、少し立場を変えてコーチの想いを代弁することができるはずですし、保護者の目線に合わせて考える場合もあります。もちろん事務局としてクラブ運営の諸々もお伝えしていきたいです。

 

そこで、クラブに関わる全ての方々と想いや情報、LONDRINAの"ヒトとコト"を共有したいと思い【ブログはじめました。】という報告です。

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今日も元気に明るくボールを追いかけ回す子供達の姿を見ると、クラブが"生き生きと"活動を続けられている事を実感させてくれます。

よろしくお願い致します。


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