感動のタネ
Fリーグ湘南ベルマーレはホーム最終戦を勝利で締めくくり、年明けのプレーオフに向けたテンションを上げ続けています。
ホーム最終戦で例年行われるファンやサポーターへのご挨拶は、監督から歌の披露があったり、とても"ベルマーレらしさ"満載の団結力を感じました。
私自身も6年前までチームを代表して挨拶を行う立場だったので、今日の雰囲気には感慨深いものがあり、10年以上も下位グループに甘んじていたチームを堂々と優勝争いに絡むまでに成長させた監督やコーチ、選手、スポンサーや後援会、ファンやサポーターに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
試合後数時間が経ち、落ち着いて思う事は、我々を長い間苦しませ、目の前で優勝を飾り、ズタボロに叩きのめしてくれたFリーグの相手チームへのありがたさです。
決して、戦績に余裕ができたから人格者ぶっている訳ではなく、逆ギレで興奮している訳でもなく、個人的なスポーツへの理解からくるものです。
スポーツ興行に携わっているとファンやサポーターの期待に応えるために技術力の向上や、演出やエンターテイメント性の発掘に頭の中が満たされてしまう時があるのですが、それはそれで大切な事として、まずもって個人的に理解しているスポーツの根幹を思い出す様にしています。
私自身、プロ野球より技術が劣る高校野球に感動しますし、派手なパフォーマンスが無くとも箱根駅伝に没頭してしまいます。
世界陸上より子供の徒競走に熱くなる気持ち分かりますよね?
感動のタネは【全力】にあると思っていて、全力に性別は関係なく、
成長途中のレベルであっても発揮できますし、
知識や経験が無くても湧き上がる気持ちから自然と生まれて来ます。
一般的な商売であれば独占できればラッキーであったり、競合相手は少ない方が良いのかもしれないですが、ことスポーツに関しては対戦相手がいないと試合もできないですし、少し格上の相手がいないと【全力】が生まれることは難しのかもしれないです。
なので潰そうとしてくる格上の相手にありがたさを感じ、憎っくき対戦相手の全力を引き出させる存在になれる様、頑張っていきたいです。
スポーツが推奨している相手へのリスペクトにつながると思います。
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