2017年12月22日

代表として

フットサル日本代表ブルーノ・ガルシア監督の巡回指導が行われました。チーム成績を追い求める事はもちろんですが、やはりプレーヤーとしては、日の丸を背負い、日本代表として活躍する事は大きな目標となっているはずです。

そういった意味で代表監督自ら行う指導を受けられた事は、選手達にとって刺激になった事でしょう。

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そんなフットサル日本代表に選出されている上原拓也がとった行動を皆さんに共有したいと思います。

今では日本代表選出の功績を認められ、生まれ育った開成町から表彰されるまでになりましたが、クラブと出会った時は、まだ小学生でした。スクールからジュニアユースに進級し、一度はサッカーの道を選択しましたが、高校卒業と共に再びフットサル選手としてロンドリーナに舞い戻ってきました。

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何事も全力で取り組む努力家は、着実に実力を付け、昨シーズンから湘南ベルマーレへの昇格を勝ち取りました。

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そして上原拓也選手のもう一つの顔は、ロンドリーナゴールキーパースクールの上原拓也コーチです。
自分が学んできた事を、いま必死にフットボールと向き合っている子供達に伝えてくれています。

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話は一度、拓也選手に戻ります。
10月に行われたFリーグで勝利に貢献した拓也選手は、後援会から授与されるFAO賞を受賞しました。
熱いプレーで観客に歓喜と感動を与え、トップ選手としての責任を十分に果たしています。

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話は再び拓也コーチに移ります。
拓也コーチは、その獲得した賞金で、子供達一人一人に手紙を添えて、キーパーグローブをプレゼントしたのです。
サプライズにしたかった様で、事前にこっそりグローブのサイズを聞いて廻っていたとの事。

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自身のツイッターで、子供の頃、同じ様にコーチにキーパーグローブを貰い、とても嬉しかったというエピソードを語っています。

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こんな素敵なブーメランは人に伝えたくなります。

ロンドリーナのクラブポリシーでは、この様な記載があります。

【LONDRINAではスポーツだけに特化し、人間教育をないがしろにする方針を断固拒否します。】 

語気を強めた表現に聞こえますが、その通り語気を強めています。最も大切にしている方針だからです。

アスリートは、期待を集め、支援や応援を受け戦っていく事になりますが、言うならば、そういう人たちを代表して戦っているという事です。

家族を代表して、クラブを代表して、町を代表して、国を代表して戦うために、技術だけではなく、人としての教育を子供達にしっかり伝えていきます。

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