トロイカ
ロンドリーナが全日本フットサル選手権関東大会で準優勝し、3月に開催される全国大会への切符を獲得しました。
トップチームの湘南ベルマーレはFリーグ参加チームとして予選免除で出場します。
なので、全国の舞台でトップvsサテライトの兄弟対決が見られるかもしれません。夢のようです。
選手の活躍はもちろんですが、サテライトの伊久間監督もリーグ戦優勝に続き、今シーズンはきっちり結果を残しました。トロイカ体制の役割を果たしています。
トロイカ体制というのは、我々クラブが2014年から始めた指導者体制の事です。
元々は、ロシア民謡の3頭立ての馬車の事で、三位一体とか、三銃士的な意味合いが込められています。
ベルマーレの奥村監督、横澤コーチ、サテライトの伊久間監督がカテゴリーに関係なく、同じミッションを持って走り続けることを意味します。
(手綱を引いているのは)この3人のまとめ役で阿久津テクニカルダイレクターがいます。
実際にこの4年間でそれぞれのポジションは臨機応変に入れ替わっていますし、阿久津が中学生を、横澤が高校生を、奥村が女子を、伊久間が小学生をと、下部組織も縦横斜めに携わり、同じコンセプトで指導しています。他のクラブでは目にしない斬新な形です。
15年前に選手として日本チャンピォンを勝ち取ったメンバーが、今は指導者でトップを獲ろうとしています。その当時では想像もできなかった事でしょう。
ロンドリーナの子供達にも、この生き字引をうまく伝えられたらと思います。
トロイカではなく、コンビでもトリオでも神セブンでも何でもいいですが、
協力して取り組んだり、しのぎを削ったり、
自分の大切なフットボールがゆえに、引くに引けず喧嘩もあるかもしれないですが、
真剣に時間を過ごす、その横にいるチームメイトと大人になってもまだチームメイトかもしれないです。
優劣が見えはじめたり、成功体験や、やばいぐらいの失敗体験を積んで、心も体も大きく成長するこの時期に、どんな状況でも同じ目標に向かうことは変わらないと断言できる、そんな絆を築いて欲しいです。