思い違い
スペインに長らく在住し、サッカー/フットサル選手や指導者を、日本を含む世界各国へアテンドしているマネジメント会社の方とお会いして来ました。
日本の大学サッカー部監督を紹介して頂き、ロンドリーナが行うトレーニング方法の提供や指導者派遣の話が進みました。
大学サッカー部のレベル向上にフットサルの専門要素を落とし込もうという事です。
阿久津コーチを加えた4人で打ち合わせをしたのですが、その中でスペインでのサッカーとフットサルの捉え方について面白い説明を受けました。
「そもそもサッカーをフットボールと言い、室内で行うフットボールをフットボールサラと言うんです。やってる場所で呼び名が変わっているだけで根底となる要素は一緒なんです。だらかサッカーにフットサルの要素を落とし込むと言う概念がないので、表現としては間違っているんです。」
改めて自信を持てた事は良かったのですが、もう少し掘り下げて端的な説明を心掛けようとも思いました。
ロンドリーナでは、スペイン遠征を実施しています。映像をはじめとする情報がこれだけキャッチできる時代になりましたが、それでも"実際に"肌で感じ心と体に刻み込む経験は必要だと思います。
サッカーも学び、フットサルも学びます。
シチュエーションを変え、同じ要素を持つ二通りの競技を経験します。
それともう一つ話題に上がったのが、サッカーグラウンドの建築的な仕様です。
特に人工芝グラウンドに関しては、路盤の整備方法、人工芝のターフ(芝の部分)、充填材など日本の方が仕上がり方が丁寧な設計になっているそうです。
私自身は元々そうだろうなと思っていました。厳格な建築基準法の元、細やかな民族性を持つ日本人の作るものは世界トップクラスです。
「ヨーロッパや南米などのサッカー先進国で採用されている」というグラウンドが、建築先進国ということでもないのです。
今シーズンFリーグのMVPを受賞したラファ選手がフットサル用ではなく、ハンドボール用(もしくはバレーボール用)のシューズを愛用しているという記事がありました。
理由としてはブラジルではコンクリートでフットサルを行うことが多く、足への負担を考え、よりクッション性を求めているからとのです。
ベルマーレに入団して来た歴代のブラジル人は、ZUCCのウレタン(コンクリート)を見ると母国を思い出すらしいです。
思い違いをなくし、先入観を持たないように、将来的に整備予定のロンドリーナ専用グラウンドを作りたいと思います。
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